令和6年度第3回「医学講座」を開催しました!
8月20日(火)に大崎市図書館において第3回医学講座を開催しました。
今回のテーマは「高齢者の目の病気」で古川中央眼科の工藤仁先生
に講義をいただきました。
白内障や緑内障,加齢黄斑変性症など様々な目の病気について,たくさんの写真と共にご説明いただきました。
「見える」ということは「感覚」なので本人にしかわからず,白くなって見えない,黒くなって見えない,ピントが合わない……遠くが見えない,近くが見えない……など,「見える」の見える化として視力検査があるということです。
現在の日本での失明原因の1位は緑内障で40歳以上の5%,70歳以上の10%が該当するそうです。
また緑内障の方の90%は眼圧が高くないとのお話に,受講者も驚いている様子でした。
視覚(目)は高齢者にとって耳,口と共に認知機能を維持するためにも大事な機能です。何か気づいたことがあったら早めの眼科受診をお願いします!
令和6年度第2回「医学講座」を開催しました!
7月16日(火)に大崎市図書館において第2回医学講座を開催しました。
今回のテーマは「高齢者の観察ポイント②(皮膚トラブル・ケアの方法)」で大崎訪問看護ステーションの小山美由紀所長に講義をいただきました。
長年のご経験から,褥瘡予防と白癬菌(水虫)について,事例をもとに高齢者の観察ポイントを詳しく教えていただきました。
褥瘡の見分け方や治療,予防のポイント,また国民の4分の1が罹患しているともいわれる足白癬についての治療,予防のポイントについてお話しいただきました。
受講者からは「褥瘡の治療だけではなく,その原因を考えることが必要と学んだ。」「傷の形状から原因が圧迫なのかズレなのか探ることができると知りました。」「明日からすぐ実践できるので今後のケアに活かしていきたい!」などの感想をいただきました。
褥瘡の予防には皮膚を清潔に保つこと,保湿することは勿論,栄養状態も大切なポイントだそうです。
連日の猛暑で汗をかき肌トラブルも多い時期だとは思いますが,毎日のケアの参考にしていただけたらと思います。