大崎市在宅医療・介護連携支援センター

令和6年度『医学講座』

令和6年度第5回「医学講座」を開催しました!

10月22日(火)に大崎市図書館において第5回医学講座を開催しました。

今回のテーマは「高齢者のリハビリの効果」片倉病院の中鉢泰生理学療法士
に講義をいただきました。

医療保険と介護保険でのリハビリの違いについて,また生活リハビリについては専門の資格を持っていなくても行える,自立した生活を支援する方法をを教えていただきました。

リハビリの効果がなかなか感じられないという声を聞くこともあります。
リハビリ中に出来ていることも病棟や日常生活に戻ると出来ないことが多いそうですが,入院と訪問リハビリの経験者の「リハビリに行っていても,自分でやる気になってやらないと何も変わらない。」という言葉には,多くの受講者がうなづいていました。

入院中のリハビリは毎日行えても,それ以外では自分の力でやる気持ちと周囲の支えが必要です。リハビリの目的は本人が主役なんですね!

※11月26日開催予定の医学講座「高齢者施設における虐待防止」について
当初の案内では施設管理者対象としておりましたが,どなたでも参加可能ですので,みなさまお申込みください!


講師の中鉢泰生理学療法士
会場の様子

令和6年度第4回「医学講座」を開催しました!

9月17日(火)に大崎市図書館において第4回医学講座を開催しました。

今回のテーマは「精神疾患と介護のポイント」佐々木医院の佐々木惇先生
に講義をいただきました。

妄想,気分障害,統合失調症,パーソナリティー障害,アルコール依存症…など様々な疾病や症状の特徴について,発生のメカニズムや介護する上での観察ポイントを詳しく丁寧にご説明いただきました。

服薬の大切さ,声がけ,言葉の選び方,ご家族へのサポートの仕方など,具体的な説明で対応方法を教えていただき,施設利用者への対応に悩んでいた参加者も「今後のケアに役立てたい」「関わり方に悩んでいたが勉強になった」という感想がとても多かったです。

「医療」と「介護」はあくまでも平等で,ベクトルが違う双方のアプローチで治療していくことが重要だという先生の言葉が印象に残りました。

今回受講できなかった方にはDVDの貸出しも行っておりますので,個人でも職場内の研修にでもぜひご活用ください!

各講座のDVD貸出状況はこちらから!  
講師の佐々木惇先生
会場の様子

令和6年度第3回「医学講座」を開催しました!

8月20日(火)に大崎市図書館において第3回医学講座を開催しました。

今回のテーマは「高齢者の目の病気」古川中央眼科の工藤仁先生
に講義をいただきました。

白内障や緑内障,加齢黄斑変性症など様々な目の病気について,たくさんの写真と共にご説明いただきました。

「見える」ということは「感覚」なので本人にしかわからず,白くなって見えない,黒くなって見えない,ピントが合わない……遠くが見えない,近くが見えない……など,「見える」の見える化として視力検査があるということです。

現在の日本での失明原因の1位は緑内障で40歳以上の5%,70歳以上の10%が該当するそうです。
また緑内障の方の90%は眼圧が高くないとのお話に,受講者も驚いている様子でした。

視覚(目)は高齢者にとって耳,口と共に認知機能を維持するためにも大事な機能です。何か気づいたことがあったら早めの眼科受診をお願いします!

講師の工藤仁先生
会場の様子

令和6年度第2回「医学講座」を開催しました!

7月16日(火)に大崎市図書館において第2回医学講座を開催しました。

今回のテーマは「高齢者の観察ポイント②(皮膚トラブル・ケアの方法)」大崎訪問看護ステーションの小山美由紀所長に講義をいただきました。

長年のご経験から,褥瘡予防と白癬菌(水虫)について,事例をもとに高齢者の観察ポイントを詳しく教えていただきました。

褥瘡の見分け方や治療,予防のポイント,また国民の4分の1が罹患しているともいわれる足白癬についての治療,予防のポイントについてお話しいただきました。

受講者からは「褥瘡の治療だけではなく,その原因を考えることが必要と学んだ。」「傷の形状から原因が圧迫なのかズレなのか探ることができると知りました。」「明日からすぐ実践できるので今後のケアに活かしていきたい!」などの感想をいただきました。

褥瘡の予防には皮膚を清潔に保つこと,保湿することは勿論,栄養状態も大切なポイントだそうです。

連日の猛暑で汗をかき肌トラブルも多い時期だとは思いますが,毎日のケアの参考にしていただけたらと思います。


講師の小山美由紀所長
講義の様子

令和6年度第1回「医学講座」を開催しました!

6月18日(火)に大崎市図書館において第1回医学講座を開催しました。

今回のテーマは「高齢者の観察ポイント~在宅医療の実際~」やまと在宅診療所大崎の辻薫菜子先生に講義をいただきました。

高齢者のケアには総合的な評価が大切だそうです。
高齢者をみるために心がける4つのカテゴリーに分けたまごころアプローチ」の方法をお話していただきました。


…周りの状況(介護者・居住状況・家族・ケアマネ・経済状況・住居・行政)
…ご希望・思い(事前指示・大事にしたい価値観)
…心や認知機能(認知機能・BPSD・意欲・情緒/気分)
…老人ベース機能(歩行・感覚器・栄養・服薬)

講義の中で辻先生からお話がありましたCLINICAL FRAILTY SCALEMini-cog testについてご紹介します。是非ご活用ください!


詳細はこちら……臨床虚弱尺度CLINICAL FRAILTY SCALE★

        短時間で行える認知機能テスト★Mini-cog test★
講師の辻薫菜子先生
会場の様子

令和6年度 介護事業所向け「医学講座」のご案内

高齢者等の介護に従事するみなさんが、医学的知識と健康管理
のポイントを学び、安心してケアの提供ができケアの質の向上
につながることを目的とした講座です。

今年度は高齢者の疾病状況や特徴を理解し,ケアすることで重症化予防ができるプログラムとしました。ぜひご参加ください。(参加費無料)

詳しくはこちらから!


R6年度医学講座チラシ → PDFファイルを表示 

R6年度医学講座申込書 → PDFファイルを表示
令和6年度「医学講座」チラシ
令和6年度「医学講座」申込書

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大崎市医師会では大崎市より委託を受け、「大崎市在宅医療・介護連携支援センター」を開設しております。医療関係者、介護・福祉関係の皆様「在宅療養を始めたけれど、どこに相談したらいいかわからない・・・」こんな時は、当支援センターへご相談下さい。保健師、介護支援専門員の資格を持った職員が対応いたします。

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